◯◯の季節
ハノイは蓮の花が咲く季節です。
蓮の花はベトナムの国の花、ということでベトナム航空の尾翼のデザインにもなっています。
営業先の工業団地へ行く途中に、蓮がたくさん咲いている池があります。
本当にここだけオアシスのように可憐な空間です。周りは砂埃、廃墟笑みたいな環境で、ある意味強さを感じます…笑
さて、弊社はこの時期人事異動の季節になります。
私がベトナムへ赴任することがオープンになったのもこの時期でした。今年の人事異動は動きが激しく、自分がよく知っている人が海外へ出て、最早駐在年数が長すぎて伝説クラスになっている人が帰任になったりと動きまくっています。
私がいるベトナム現地法人も巻き込まれています。
先述した「伝説クラス」の一人がベトナム現地法人の社長です。笑
タイに8年、そのままスライドしてホーチミンに9年半と、まさに2カ国の経済成長をこの目で見てきた人でした。
ようやく20年近い駐在を終え、ご家族のいる関西へ帰ることが決まりました。ようやくご家族と暮らせる、以前に話してくれた日本に帰ったらやってみたいことが叶えられるんだって思ったら嬉しいのですが、リーダーが変わるというのはやはり不安です。
そして空席となった社長のポジションには私のハノイの上司が着任し、今ホーチミンにいる営業マネージャーがハノイで空席になっているポジションに着くという玉突き人事ならぬピンボール人事です。
私は今の自分の上司が異動になる方がショックです。
入社してから丸5年(現在6年目)で、自分の異動もありつつ5人の上司の元で働きました。年数でいえば今のハノイの上司が一番長いです。そして一番厳しかったです。
でも厳しいばかりじゃなくて、よく話を聞いてくれて、適切なアドバイスもくれて、自分で決めなきゃいけないところは促してくれて、頑張っている姿をしっかりと見てくれる上司でした。インドで5年働いてきていろいろピンチを乗り越えてきた分、ここぞという時はすごく力になってくれました。
誰に褒められても嬉しいのですが、頑張って顧客回りをしたこと、粘って獲得した新規案件をその上司から褒めてもらった時は本当に嬉しかったです。だから必死で食らいついていきました。
新しくハノイのトップになる人も勿論よく知ってるし、ハノイのナンバー2は残るけど…この二人、自分の中では磁石の同極同士だと思ってます。
しかもポジションと二人の年齢がねじれてるんです…あぁやりづらい…笑
異動してしまう上司も私の不安な気持ちはよく理解していて(多分この二人をハノイに置いておくのも不安なんだと思うんですが笑)何かあったら連絡してきなさいとは言ってくれているのですが。
いつかはみんな日本に帰るし、いつまでも同じ組織だと停滞してしまうっていうのもわかっているけど、突然だとやっぱり受け入れられない。
あと一ヶ月、きちんと心を整理して、新体制でも頑張っていく準備を整えなければ。人生いろいろあるなぁ…
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