古代オリエントの香りを探して

時々不思議なもので、興味ある、面白そうって思ったことの情報が、

突然、たまたまつけていたテレビから流れてきたり、人から聞いたりすることがあります。

引き寄せの法則って言うんですかね?


中学生とか高校生の頃から古代オリエント・地中海世界に興味があり、歴史はもちろん、装飾品や文化にも非常に興味があり、よく関連する本を読んではエジプト、ギリシャ、トルコにいまだに思いを馳せており、大学では古代エジプトの考古学の先生を追いかけてゼミに入りました。LINEのスタンプも古代エジプトの壁画風スタンプとかギリシャ神話っぽいスタンプとかを使用し、突然受け取った友人を戸惑わせております。ピアスとかアクセサリーもつい大きいのを選んでしまいます…(ちょっと揺れるピアス…じゃなくて、ものすごく揺れるピアス笑)


さて、最近読んだ本に「乳香」の記載があり、古代エジプトでもファラオ達が使い、キリストが生まれた時は東方三博士が捧げ物として献上したとエピソードは何となく知っていましたが、実際には香りを試したことはなく何とかして本物の香りは嗅ぐことができないかとハノイでやきもきしておりました。

アロマの世界では「フランキンセンス」。


そんな時に、先日世界の果てまで行ってイッテQで、イモトがオマーンへ行って乳香を紹介しておりました。

何というタイミング!!ますます嗅ぎたい!イモト羨ましい!!


オマーンには乳香をベースにした「世界で最も高価な香水・AMOUAGE」と言う香水もあるそうです。

香水も大好きなので興味ありすぎるんですが、さすがにちょっと試しに買うのは難しいお値段でした…そもそも自分にオリエンタル系の香りが合うのかどうか…香水難民。


一時帰国した時に、フランキンセンスのアロマオイルを試すまでお預けかな…と思っていた際、自分がハノイでお世話になっている人の中に、アロマを教えながらカフェを経営している人を思い出し相談してみたところ、フランキンセンスを持ってるとのことでアロマスプレーを作っていただきました。


彼も一番好きな香りの一つとのこと。ただラベンダーのようにメジャーな香りというわけではないので、常にお店に置いているわけではないそうです。貴重なご自身所有のアロマオイルで作っていただきました。



乳香はムクロジ目カンラン科ボスウェリア属(何じゃそら笑)の樹木から取れる樹脂のため、香りも確かにウッディな香りがします。

儀式とかでも使うと教えてもらい納得。そういう香りがします笑(ボキャ貧)


神秘的な香り、ですね。


紀元前40世紀のエジプトのお墓からも発掘された乳香、現在のイエメンやオマーンのある地域で生産され、交易によって古代の貴族王族たちに広まっていったでしょう。

古代世界を舞台にした某漫画では他国の王子に捕まったヒロインが必死に身分を隠していたら、かすかに髪から乳香の香り(王子の移香)がして正体がバレるというシーンがありました。(移香と言う言葉が好き❤️笑)


香りから当時のオリエント世界の通商とかを研究するのも面白そうですね。


精油として加工はされているでしょうけど、古代のファラオや皇帝、女王と同じ香りを楽しんでいると思うとワクワクしてしまいます。


毎日シュッシュシュッシュしてたらあっという間に無くなっちゃうなぁ…><


Gather ye rosebuds while ye may.

いのち短し恋せよ乙女、いのち短し旅せよ乙女。 人生一度きり、好きなように、心のままに。 と、望むベトナム駐在員女子の徒然日記。

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