音楽の夕べ~Chopin&Brahms~

ハノイの中心部には美しい「オペラハウス」が建っています。

基本は中に入ることはできませんが、コンサートが開かれる時がチャンスです。

さすが旧フランス植民地。ヨーロッパ式の美しいオペラハウスで、一瞬ここがベトナムであることを忘れてしまいます。

昨晩はそのオペラハウスでTOYOTA社がスポンサーをしている、ベトナム国立交響楽団のコンサートに行ってまいりました。

久しぶりの生オーケストラ!!


プログラムはこちら。

F.Chopin "Piano Concerto No.2 F Minor OP.11"

J.Brahms "Symphony No.3 F Minor OP.90"

ピアノはベトナム人で、ワルシャワで開かれたコンクールでグランプリにも輝いた実績のあるNguyen Viet Trungさん。

オーケストラの指揮は同交響楽団のミュージックアドバイザーでもある、日本人指揮者の本名徹次さん。


座席が2列目だったため肝心のピアニストの手、そしてタクトの動きがわからず笑

クラシック好きだけど偉そうな評価はできないのですが、本当に素晴らしい演奏でした。

Trungさんは非常に小柄な男性なのですが、ピアノを弾いている時は情感込めた動き、躍動感のある演奏でとても大きい男性に見えてしまいます。

隣にいた友人も言っていましたが、腕二本で弾いているとは思えない…


ピアノコンチェルトのあと、アンコールで私の大好きなショパンの「英雄ポロネーズ」を弾いてくださり感激!!

イントロでわかり、思わず鳥肌。生で聞くことができるとは思ってなかったので思わずウルウル。改めて誘ってくれた友人に感謝。


ブラームスの曲はピアニストのクララ・シューマンのお誕生日に捧げた曲とのこと。

(お誕生日プレゼントに4楽章まである交響曲もらってみたい…笑)

小学生の時にクララ・シューマンの伝記を読んだ時にはもちろん書いてなかったけど、若きブラームスも彼女に淡い恋心を抱いたのかしら…


オーケストラでキュンとくるところというか萌えポイント(私だけかな)と感じるところは、女性チェリストが細い腕で物凄く力強いボーイングする姿とピッチを刻む時。背の高い、身体の大きい男性が小さいバイオリンを躍動感たっぷりに弾く姿。女性バイオリニスト(ビオラも)の横から見た姿の曲線美。


堪能させていただきました…


小学生の時に世界の偉人伝の漫画でショパンや、ブラームス(クララ・シューマンの伝記から)を読んだきりでしたけど、覚えているもんですね。(どんだけ繰り返して読んだか笑

自分が音楽をやっていて、且つ歴史の勉強が好きだから相乗効果で覚えているんだと思いますが、彼らの逸話を知っているだけで演奏を聞くのが倍楽しくなります。

ショパンの旋律はいつも切なく感じてしまいます…


世界の偉人伝もドイツに住んでいた当時は値段も高く、よく買ってくれたなと、そしてクラシックをたくさん聞かせてくれて、やりたいと言った楽器をやらせてくれた両親には改めて感謝ですね。


次回はベトナムでバレエ音楽をやってくれないかな。


Gather ye rosebuds while ye may.

いのち短し恋せよ乙女、いのち短し旅せよ乙女。 人生一度きり、好きなように、心のままに。 と、望むベトナム駐在員女子の徒然日記。

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